運動能の向上について、カルチニンの作用が検証されてきていますが、複数の臨床試験の結果では、効果を認めるというデータと、効果が明らかではないというデータがあります。

体脂肪減少効果に関して、10人の肥満者を対象にカルチニンを40日間投与した結果では、体重と体脂肪率の減少、総コレステロール値や中性脂肪値の低下（改善）を認めたという報告があります。

2型糖尿病患者にカルチニンを投与すると、インスリン感受性の改善、すなわち、糖尿病の改善を認めたというデータがあります。

カルチニンは、通常の食材に由来する成分なので、特に問題となる健康被害や副作用は知られていませんが、稀に、悪心・嘔吐などの消化器症状が認められます。

とはいえ、一般にカルチニンは、安全性の高い成分であり、臨床試験の結果から判断すると、1日あたり3ｇまでの摂取であれば問題ないとされています。

ただし、一部の医薬品との相互作用が推測されますので、何らかの医薬品を服用中の場合には、念のため主治医に相談するようにしてください。

ガンマ・リノレン酸には、次のような特徴があります。

■関節リウマチや糖尿病性神経障害に効果があるとされています。
■月見草やボラージ・オイルに含まれている脂肪酸の1つです。
■アトピー性皮膚炎に対する効果が示されています。

□ウコン効果