冬虫夏草の動物実験について
2003年に報告された動物実験では、冬虫夏草の菌糸体熱水抽出物が、総コレステロール値とLDL(悪玉)コレステロール値を低下(改善)させ、HDL(善玉)コレステロール値を上昇(改善)させたということです。
抗ガン作用については?
抗ガン作用に関する基礎研究においては、ガン細胞を移植した動物に、冬虫夏草を投与したところ、延命効果が認められたということです。
その他のデータについて
2002年に富山県国際伝統医学センターから報告された臨床試験では、健常男子10人を対象に、冬虫夏草菌糸体エキス飲料を1週間投与した結果、運動能力、抗疲労能、循環機能の向上が認められたということです。
そのほか、冬虫夏草菌糸体エキスとアントシアニン配合飲料の投与により、注意力(集中力)や精神活動における俊敏性や柔軟性が高まり、さらに、その能力が長時間持続したというデータがあります。
日本の症例報告は?
日本での症例報告としては、肝硬変に肝ガンを合併した43歳男性に、漢方薬(小柴胡湯エキス剤)と冬虫夏草との併用療法を行ったところ、食欲、肝機能、黄疸などが著名に改善した例となっています。 |