コンニャク芋から取れる水溶性の食物繊維を「グルコマンナン」あるいは「コンニャクマンナン」といいます。

このグルコマンナンは、複数の厳密な試験において、便秘を改善する効果が確認されているのですが、これは、グルコマンナンが腸で水を吸って膨らむことで、便のかさを増す働きによるところが大きいといわれています。

また、腸内細菌で分解されるとオリゴ糖ができるため、オリゴ糖がビフィズス菌の餌になって腸内環境を整えます。

さらに、食後に血糖値が上昇するのを抑える効果や、血中のコレステロール値を下げる効果なども報告されています。

コンニャク芋を精製して作るコンニャク粉にはグルコマンナンが含まれていますが、コンニャクにすると不溶性に変わることから、全く同様の効果は期待できません。

ちなみに、海外では、コンニャク粉を詰めたカプセル剤も市販されています。

グルタミンというのは、準必須アミノ酸なのですが、体内で合成できますので非必須アミノ酸にも分類されます。

しかしながら、ストレスや運動などにより要求量が急激に高まると、生体内の合成だけではまかなうことができなくなります。

グルタミンは、筋肉中に一番多く存在する遊離アミノ酸で、筋肉のエネルギー源として利用されます。

また、核酸の原料となるとともに、消化管粘膜の成分であるムコたんぱく質の生成を促す性質があることから、腸管や胃の粘膜などを保護する作用があります。

なお、免疫細胞が分裂するときのエネルギー源として重要で、免疫力を高める作用があるとされています。

□カムカム