アミノ酸にはどのような機能がありますか?
アミノ酸というのは、それぞれが異なった働きをもっています。
具体的には、3つの必須アミノ酸である、バリン、ロイシン、イソロイシンは、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれていて、筋肉で代謝されます。
また、BCAAは、筋肉繊維を構成するタンパク質の主成分であり、筋肉量の維持や筋力の増強に効果があるとされています。ちなみに、ダイエット目的にも利用されます。
肝不全患者の発症予防について
さらに、肝不全の患者では、BCAAの血中濃度が低く、芳香族アミノ酸であるチロシン、フェニルアラニン、トリプトファンが高くなっていますので、BCAAが肝不全に伴う脳症の発症予防に利用されています。 |