サプリメント基礎知識



ホウレン草のビタミンCが減少について

具体的な減少データについて

近年、ホウレン草に含まれるビタミンCが20年前の半分に減少、というデータが示され話題になりました。

日本で公的に用いられている食品成分表は、旧科学技術庁資源調査会の編纂になる日本食品標準成分表および関連成分組成表になりますが、この食品成分表は、料理のカロリーやビタミン摂取量を計算する基礎データとして用いられています。

2000年11月発行の日本食品標準成分表の五訂版に記載された野菜の栄養成分を、1982年発行の四訂版と比べたところ、ビタミンCの含有量が減少していることが明らかとなりました。

また、ビタミンCはカリフラワーなど5品目では増加していますが、ホウレン草など15品目で減少しています。

具体的な数値でいいますと、ホウレン草100g中のビタミンCは、65r(四訂版)から35r(五訂版)に、コマツナは75rが39rに減少しています。

関連トピック
なぜ減少したのですか?

2000年11月発行の日本食品標準成分表の五訂版のホウレン草の備考欄には、「冬採りの場合60r」「夏採りの場合20mg」というように、旬の冬とそうでない時期との差が明記されています。

ここから、夏場のホウレン草は冬の半分の期間で育つため、吸収される栄養分が少ないことなどが原因であると考えられます。

つまり、最近は、旬でない真夏でもホウレン草が出回るようになったことから、年間平均値を押し下げたようです。

このように、旬とそうでない時期では、同じ野菜でも栄養価が異なることから、潜在的な不足をなくすため、ビタミンやミネラルといった基本的な栄養素についても、サプリメントで補うことが必要となってきたといえそうです。


レチノールとは?
ローズヒップとは?
ホウレン草のビタミンCが減少
マルチビタミン・サプリメントの摂取
保健量と許容上限摂取量
ローヤルゼリー食品とは?
ビタミンの種類と機能
ホウレン草のビタミンCが減少した理由は?
ビタミンの所要量とは?
ビタミンの摂り方は?

免疫ミルク

ロイシン ビタミンDの特徴
有料老人ホームは大手企業なら安心か
 

Copyright (C) 2011 サプリメント基礎知識 All Rights Reserved