サプリメント基礎知識



ビタミンの所要量について

13種類のビタミンについて

「第6次改定 日本人の栄養所要量」(厚生省、1999年)によると、13種類のビタミンについて、ビタミン所要量が策定されています。

具体的には、ビタミンA、B1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC、D、E、Kの13種類です。

日本人の栄養所要量は?

この所要量という値は、栄養素の欠乏を原因とする急性疾患を防ぐために決められたものであって、毎日の食生活を工夫すれば摂ることができる量のことをいいます。

ビタミン所要量では、その集団における50%の人が必要量を満たすと推定される1日の摂取量を「平均必要量」、ほとんど(97〜98%)の人が必要量を満たすのに十分な摂取量を「栄養所要量」として用いています。

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保健量とはどのようなものですか?

従来の所要量に対して、近年では「保健量」という考え方が提唱されています。

これは、現代において必須栄養素の欠乏症は稀になったものの、多くの人々が半健康状態にあることから、個人の体質や性別、年齢、生活環境やストレス、喫煙や飲酒といった生活習慣などを考慮して、よりよい健康な状態を得るためには所要量以上を摂取することが好ましいという考え方のことです。

なお、この「保健量」という考え方は、ビタミンやミネラルの一部に適用されています。

許容上限摂取量とは?

大量に摂ると過剰症になるビタミンがあることから、それらに関しては、1日当たりの「許容上限摂取量(UL)」が決められています。そして、このULが示されているのは、次のようなものです。

脂溶性ビタミン
⇒ ビタミンA、D、E、Kの4種類です。
水溶性ビタミン
⇒ ナイアシン、ビタミンB6、葉酸の3種類です。

ちなみに、現在、14種類のビタミンが知られていますが、最も新しく認定された新種のビタミンに、2003年に報告されたPQQ(ピロロキノリンキノン)があります。


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