サメ軟骨の基礎研究では、抗ガン効果を支持する多数の報告があります。具体的には、次のような作用が示されています。

■ハムスター膵管ガンの発生抑制抑制効果
■ウサギ角膜における血管新生に対する抑制作用...など

また、獣医学分野において、ガンと診断された動物（犬15頭、猫1頭）にサメ軟骨とアガリクスを投与したところ、抗ガン効果や全身状態の改善が認められたという報告もあります。

サメ軟骨に期待されるのは、抗ガン作用です。

ガン患者を対象にしたサメ軟骨の臨床研究では、次のように効果の有無について結果が一致していません。

■サメ軟骨が有効であったとする報告
⇒　例えば、22人の腎臓悪性腫瘍に投与した研究では、4人に効果が認められたといいます。
⇒　29人のガン患者を対象にして16週間投与された研究では、ある程度の効果が認められています。

しかしながら、これまでの報告ですと、サメ軟骨の効果は劇的なものではなかったようです。

■進行ガン・末期ガンには効果がないとする報告
⇒　例えば、乳ガン、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガン、悪性リンパ腫、脳腫瘍の進行ガン患者60人にサメ軟骨を投与した臨床試験では、効果が認められなかったということです。

□クランベリー